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気分はもう戦争前夜? Jアラートに騙されるな! [Politics]

午前6時、夢を砕くけたたましい警報音で眠りを破られた。この夏、北海道に滞在している私は、滞在先にALSOKの警報システムが付いているので、寝ぼけた状態ながらも、最初それが誤作動でも起こしたかと思った。すでに外が明るかったのでそう思ったわけで、もし真夜中だったら、本当に強盗でも侵入してきたかと、とても怖い思いをしたことだろう。
眠い目を開けて音源を探ると、どうやら充電器につないだスマホかららしい。何事かと思って取ると、「北朝鮮がミサイルを発射した云々」のメッセージ
頭にきて、さっそく「バカ!朝早くから人を起こすな!原発が爆発しても、知らんぷりして国民を被曝させるくせに!」とツイート。それでも怒りが収まらず、「アベの野郎、いよいよとち狂いやがったな。戦争でも始まったかのように、いたずらに国民を不安に陥れ、戦時体制構築と、自らの保身に利用する。Jアラートとやらも、通用するのは最初の2、3回だけだぞ。そのうち「狼少年」になるだけだ。」とツイートしたら、リツイートがたちまち百を超えた。(私と思いを同じくする人々が、少数ながら確実にいるということ)

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(AFPより)

同じ頃、上西小百合議員が
5時58分 ミサイル発射
6時02分 Jアラート発令
6時06分 北海道上空通過
とツイートしていた。そうなのだ。北朝鮮がいきなり日本にミサイルを撃ち込んでくるはずがないし、万一そうだとしても、Jアラートを鳴らしたところで逃げている暇などあるはずがない、そんなことは最初から分かりきっている話なのだ。昔の空襲警報のように、サイレンが鳴ってから近くの防空壕に避難すれば間に合うなんて悠長の話ではないのだ。それに、避難が間に合ったとしても、中距離ミサイルから身を守るためには相当頑丈な地下壕にでも隠れなければならないし、もし核弾頭を積んでいたら核シェルターに逃げるしかない。
とはいえ、私は最初から日本のはるか上空を通過していくことが予想できたから、Jアラートは安眠妨害以外の何物でもなく、腹立たしいだけで、ちっとも怖くもなければ不安でもなかった。
元々自律神経が弱い上、向精神薬でさらに弱くさせられた私は(夏の猛暑を逃れて北海道に滞在している理由も自律神経)、睡眠不足がいちばんこたえる。昨夜は比較的遅く寝た上、少々寝付くのに時間がかかり、悪夢のような起こされ方をしたこともあって、起きた後も寝不足が否めなかった。幸い明日までの仕事を昨夜中に終えていたこともあり、朝食後、1時間ほど無理に仮眠を取った。
日本の上空を北朝鮮のミサイルが通過したのは今回が初めてではない。5回目だ。過去3回は事前通告があったとはいえ、国民はさして大きな不安を抱くこともなく、ましてやパニックに陥ることもなく、国民生活に何の支障も来さなかった。ところが今朝は、Jアラートのために、私のように貴重な朝の眠りを破られた人は数知れず、JRの遅延は午前中いっぱい続き、臨時休校した学校もあったとか、どれだけ国民生活に迷惑をかけたことか。
日刊現代によると「公邸に泊まっていた安倍首相は午前6時25分過ぎに官邸ですぐさま会見」とあった。ちなみにアベは、野党の臨時国会開催要求を完全に無視して、8月初めから夏休みモードで、山梨の別荘から戻って以来、ずっと「東京・富ケ谷の自宅で過ごす」毎日だった。それが、昨夜に限って都合よく公邸に泊まり、ミサイル発射から30分も経たずに記者会見ときたものだ。自然災害で多くの国民の生命が失われてもゴルフに耽っているようなヤツが、まるで前夜から知っていたように、ずいぶんと守備がいいものだ。
これは穿った見方ではない。事実、アメリカ政府には事前通告があったという話もあるし、だとしたら、もし日本政府に直接通告がなかったとしても、アメリカから日本政府に事前連絡があったと考えるのが妥当だろう。また、26日に北朝鮮が日本海に短距離ミサイルを発射した時、スガはいつもの強硬姿勢がウソのように、「わが国の安全が直接影響を受けるようなものではとない報告を受けている」などと、妙に冷静な対応をしていたのがずっと気になっていた。
そのことはさておくとしても、昨夜のうちに政府首脳が今朝の発射を事前に知っていた可能性は決して少なくないと私は推測する。アベが「発射直後からミサイルの動きを完全に把握していた」と述べているのとも合わせて、だとしたら、国民をこんなに愚弄した話はない。
民主党菅政権下であったこととはいえ、福島原発事故のときは、「いたずらに国民の不安を煽ってはいけない」という理由で事実の公表を控え、本来、30キロ圏どころか50キロ圏の住民を遠くへ避難させるだけでなく、15日や23日の放射性プルームが関東一円を覆ったときには同地域の全住民に外出自粛を訴えなければならなかったにもかかわらずそれを行わずに、何千万もの国民に有害無益な被曝を強いた政府が(付言すれば、もしあの時アベ政権だったら、もっと悲惨な事態を招いていたことは間違いない)、今度は国民の命を守るという意味では全く意味のないJアラートの警報を発令して、まさにいたずらに国民の不安を煽って「気分はもう戦争前夜」ムードを醸成して、森友隠し、加計隠しの支持率回復につなげ、さらには改憲への地ならしをしようという政治目的に利用しようなどという魂胆はとうてい許されることではない。
だが、私のように情勢を分析している国民はごく少数だろう。事実、Jアラートにたたき起こされた直後、娘から「大丈夫?」とLINEが来た。3・11以降、「緊急地震速報」を固唾を飲んで見守るようになった国民は、それと同じようにこの警報を見聞きしたはずだ。多くの国民がアベの策略にまんまと乗せられ、「気分はもう戦争前夜」状態をすり込まれたわけだ。
そして、こういうことになると民進党はもちろん、共産党までが「北朝鮮に断固抗議する」みたいなことになってアベを援護射撃することになるから情けない。なぜはっきりとアベを非難しないのだろう。山本太郎さえ、何も言っていない。福島瑞穂なんかも、ネトウヨの炎上を恐れてか、一切この問題をスルーしている。
たとえ国民の理解を得られないだろうと考えても、多くの国民を敵に回してさえ、こういうときこそはっきりものをいうのが筋を通す政治家というものだろう。なお、誤解なきように付言しておくが、私は北朝鮮=金正恩を擁護する気など1ミリもない。アベともども、トランプともども、一刻も早く消えていなくなってほしいと思っている。北朝鮮住民が解放され北が南に吸収されるかたちで統一されることを願っている。そのこととアベを非難することとは全く別次元の問題だ。

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