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もうひとつのForever [Jazz]

FOREVERといえば、もよかった。前作"Runnin' Wild"でセクステット編成を試みた彼女であったが、私はこのアルバム、好きになれなかった。
再びトリオに戻った本作は、叙情的でメロディアスな作品を並べ、澤野工房時代の原点に立ち返った作品といえよう。当時からの千尋ファンとしては嬉しい一品である。
だから、これはこれとして十分に楽しめるのだが、問題は今後、原点からさらにどう飛躍を遂げていくかだ。来年デビュー10周年を迎える彼女が、次作でどんな変身を遂げるか? そこに、単なる「世界的に活躍する一日本人女性ジャズピアニスト」を超えた存在になれるかどうか、真価が問われているといっても過言ではないだろう。

"FOREVER"は永遠なり! [Jazz]

HMVでポイント3倍セールをやっていたので、輸入盤で安く買うことのできない数枚をまとめ買いした。
なかでもお得感が高かったのがだ。
2枚組のこのアルバム、1枚目は70年代の第2期RTFからギターのアル・ディメオラを除いた3人がアコースティックトリオで昨年ツアーを繰り広げたライブ版で、2枚目はその3人に第2期RTFの最初のギタリスト、ビル・コナーズやバイオリンのジャン=リュック・ポンティなどが加わったスタジオ録音版。どちらもいいが、私的には1枚目が秀逸のできだ。
チック・コリア、スタンリー・クラーク、レニー・ホワイトの3人によるアコースティックジャズは、1980年代初めに、フレディー・ハバードとジョー・ヘンダーソンを加えたカルテットによるがあるが、このプロジェクトはレニーのプロデュースによるストレート・アヘッドなジャズを展開していたのに対して、本作はスタンダードやチックのオリジナル作品を中心に取り上げた「チック・コリア=アコースティックトリオ」の演奏になっている。
中でも感涙ものは、スタンリーの超絶テクニックの生ベースがたっぷり聞けること。この3人ならではの息の合った演奏が展開される。どの曲もいいが、ビル・エバンスの名曲Waitz for Debbyは最高だ。
それにしても古稀目前のチック・コリア、年を全然感じさせず、相変わらず意気軒昂だ。

Lenny White "anomaly" [Jazz]


伝説のReturn To Foreverの復活リターンズ~リユニオン・ライヴや、スタンリー・クラークトリオジャズ・イン・ザ・ガーデン [12 inch Analog]など、ここのところ活躍めざましいレニー・ホワイトのフュージョンアルバムだ。ドラマーのリーダーアルバムというと、ともするとドラムが目立ちすぎてかえって興ざめしてしまうものが少なくないが、本作はレニーのドラミングとともにハードで完成度の高いフュージョンミュージックを堪能できる。それもひとえに、レニーのドラマーとしての才能はもとより、彼の卓越したプロデューサーとしての能力に負うところが大きいと思う。古くはRTFを核にフレディ・ハバードとジョー・ヘンダーソンを加えたストレート・アヘッドな作品Griffith Park Collection、また上述したスタンリー・クラークトリオや、自身は参加していないが上原ひろみの加わっているスタンリー・クラークバンドスタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ等でも、レニー・ホワイトはプロデュスを受け持っていて、どれもすばらしい作品に仕上がっているのをみても、彼のプロデューサーとしての力量がうかがえよう。本作では、個人的にはアンセムの演奏が高揚感にあふれ最も感動した。[るんるん][るんるん][るんるん]

Keith×Charlie×standard=Good! [Jazz]

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2ヶ月も前にHMVの輸入盤マルチバイセールで3点購入したが、予約品のひと品が発売延期を重ねた末に“入手困難”となり、残りの2点がようやく今日届いた。
そのひとつがKeith Jarrett / Charlie Hadenの“Jasmine”。キース・ジャレットがデビューした頃よく組んでいた2人だが、実に31年ぶりの共演だそうだ(2007年録音)。今や大御所となった2人だが、期待にたがわないデュオを演じている。とくに、暖かな人間味のあふれ出るチャーリー・ヘイデンのベースを私は好きだが、ピアノとのデュオとしては97年のケニー・バロンとの“Night and The City”と並ぶ傑作といっていい[るんるん]
また、キース・ジャレットの作品としては、私的には1999年の“The Melody At Night, With You”以来の★★★★★。そこでも弾いていた“Don't Ever Leave Me”を最後に演奏しているのが印象的だ。

Carl Perkinsというピアニスト[2010年03月13日(土)] [Jazz]

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[るんるん]
図書館の新着CDにCarl Perkinsというピアニストイントロデューシングというアルバムがあったので借りてみた。1955~56年の録音だが、知らずに聴けば現代の演奏かと聴きまがうほどモダンだ(決してポストモダンとはいえないが、十分過ぎるほどモダンだ)。1955~56年といえば、[演劇]マイルスが"Round About Midnight"を吹き込んだ年代。それと比べても驚くほど新しい。そして心に馴染む演奏を展開している。何度聴いても聴き飽きない。

彼は1959年、30歳の年に[車(セダン)]事故で夭逝し、残したリーダーアルバムはこれ1枚だという。60~70年代のジャスシーンに生きていたら、果たしてどんな演奏を展開していたのだろうか?

ジャズ界にまたまた新星登場!?[2009年08月05日(水)] [Jazz]

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上原ひろみのデビュー時以来の衝撃!名門バークリーへ留学、これまでにエスペランサ・スポルディングやホーザ・パッソスと共演してきた1984年生まれの若きピアニスト“Manami Morita”のインディーズ・デビュー作
とHMVで絶賛されたManami Moritaの"Colors"を聞いてみた。

確かに、日本人アーチストにはなかなかない「何度でも聞きたくなる」「次のアルバムも聴きたくなる」何かを持っている。1曲を除いてすべてオリジナルだが、私の場合、Hiromiには持てないオリジナル曲への愛着も感じさせる。

アコースティックなのにベースがエレキで、その彼がSONICBLOOMのトニー・グレーを彷彿させるプレイをするので、どうしてもHiromiのコンボと比較してしまう。実際、唯一のスタンダード曲がMy Favorite Thingsなのも、そのアレンジぶりからいって、BEYOND STANDARDを意識した選曲であることは間違いないだろう。

しかし、彼女のピアノ自体はHiromiのそれとは全く別物だ。それにしても、デビューアルバムでこれほど魅了させるのは、ただ者でないことだけは確かだ。今後に注目[exclamation×2]

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